病院長あいさつ

　日之影町国民健康保険病院は戦後間もない1952年に国保直診施設として開院し子供から老人まですべての町民の皆様に医療を提供してまいりました。最近、町の人口・出生数は急激に減少し、過疎と極端な高齢化が急速にすすんでいます。病院の役割も時の流れにあわせて大きく様変わりし、高齢の患者様方に医療を提供することが中心となってきており、2023年４月より入院機能を療養型病床へ転換しました。

　2024年4月より西臼杵医療センターの開設にともない、その一翼を担うこととなりました。高千穂町国民健康保険病院と五ヶ瀬町国民健康保険病院と連携協力し西臼杵郡の医療を支えてゆく覚悟でおります。

　三病院間の病床機能転換に伴い当院の入院病棟では急性期治療終了後、引き続き医療行為が必要で長期の療養が必要な患者様を受け入れてゆくこととなります。

　外来機能はこれまでと同じように維持しており、慢性疾患で通院される皆様の主治医、町内の高齢者施設の協力医、町の保健事業の協力医として活動を続けております。在宅医療にも力を入れており、とくに訪問看護は遠方の患者様と主治医間の懸け橋として信頼されています。

　当院の外来を受診後、急性期入院医療が必要と判断された患者様は病状に応じ、高千穂町国民健康保険病院、五ヶ瀬町国民健康保険病院をはじめ近隣の医療機関に受け入れていただいております。

これからも、地域住民に寄り添い信頼していただける医療機関を目指し努力してまいりますのでよろしくお願い申し上げます。